ストーリー(キングダムハーツ BbS)

PSP『キングダムハーツ BbS[バース バイ スリープ]』『キングダムハーツ BbS[バース バイ スリープ] ファイナル ミックス』のストーリー。

キングダムハーツ BbSの簡単なあらすじはあらすじ(キングダムハーツ BbS)を参照。

目次

キングダムハーツ BbS[バース バイ スリープ] オープニング ストーリー

【謎の老人とヴェントゥス】

デスティニーアイランドの海岸に黒服で銀髪の青年が立っている。青年はこの世界は狭すぎると呟く。

数十年後、青年は老人となっていた。老人は少年ヴェントゥスを抱えてデスティニーアイランドに戻った。ヴェントゥスの心は壊れていた。老人がヴェントゥスを木に乗せると、壊れかけていた心が生まれたばかりの別な少年、ソラの心と繋がった。
老人がヴェントゥスを置いて立ち去りかけたとき、ヴェントゥスの体からキーブレードが出現し、ヴェントゥスが目覚めた。

【ランド・オブ・ディパーチャー】

それからしばらくして、ヴェントゥスはランド・オブ・ディパーチャーという場所でマスター・エラクゥスという男に引き取られていた。ある夜に眠れずにベッドに座っていると、窓から流れ星が見えた。外に出て流星群を見ていると眠ってしまった。目覚めると、マスター・エラクゥスの弟子アクアがのぞき込んでいた。別な弟子テラも外に来て、3人で星や光について話した。
明日はテラとアクアのキーブレードマスター承認試験。アクアは3つのつながりのお守りを作ってきていた。テラとヴェントゥスに渡し、3人でお揃いのお守りだという。
テラ・ヴェントゥス・アクアが同じ星空を見たのは、これが最後になった。

【危機を感じるイェン・シッド】

そのころミステリアス・タワーでは、イェン・シッドの元でミッキーが魔法使いの修行をしていた。世界の危機を察知したイェン・シッドは、これから何か良からぬことが起きるかもしれないと言う。

キングダムハーツ BbS[バース バイ スリープ] テラ編 ストーリー

【キーブレードマスター承認試験】

テラとアクアのキーブレードマスター承認試験。ヴェントゥスは試験を受けないが、テラとアクアのマスター承認を見届けるために来ていた。マスター承認試験では、テラとアクアの師匠であるマスター・エラクゥスが出す2つの課題をクリアする。マスター・エラクゥスの友人である銀髪の老人、マスター・ゼアノートも試験に立ち会っていた。

1つ目の課題はマスター・エラクゥスが出した光の玉を全て消し去ること。マスター・ゼアノートがこっそり光の玉を暴走させてしまうが、テラ・アクア・ヴェントゥスは協力して光の玉を消し去った。
2つ目の課題はテラとアクアの模擬戦だった。勝敗は問わず、模擬戦で浮き彫りになる心からマスター承認を判断する課題。模擬戦で負けそうになったテラは闇の力を少し使ってしまう。

マスター・エラクゥスはアクアをキーブレードマスター承認したが、テラは心の闇を制する力が不十分として不合格とした。

マスター・ゼアノートは部屋から退出し、仮面の少年と話していた。仮面の少年はヴェントゥスの様子が気になるらしい。

マスター承認試験に落ちたテラが1人で悩んでいると、マスター・ゼアノートが話しかけてきた。テラには力がある、闇をおそれる必要はないと。マスター・ゼアノートは、心の闇を消すのではなく力で制するのだという。

テラが戻ると、アクアが待っていた。マスター・エラクゥスは遠方にいる友人のイェン・シッドと魔法で話していた。
光のプリンセスに闇とアンヴァースの脅威が迫りつつあるらしい。アンヴァースとは負の感情に芽生え、光に侵食する魔物のこと。

テラとアクアはアンヴァースの討伐と、失踪したマスター・ゼアノートの捜索をすることになった。テラはこの任務の働き次第でマスター承認を再考してもらえることになった。異世界に旅立つテラをヴェントゥスが見送ってくれた。

【エンチャンテッド・ドミニオン】

テラはエンチャンテッド・ドミニオン(眠れる森の美女)の世界でマレフィセントに出会った。城からゼアノートらしき男が出てきたとマレフィセントに言われ、テラは城に向かう。ゼアノートは城でオーロラ姫という光を閉じ込めてきたらしい。

城の奥に行くと、オーロラ姫が眠っていた。
マレフィセントは全ての世界を手に入れるためにセブンプリンセスの心を狙っていた。ゼアノートのことを知りたければ、セブンプリンセスの1人であるオーロラ姫の心をキーブレードで取り出せとマレフィセントが言う。マレフィセントはテラの心に眠る闇を解放した。テラは人が変わったように、キーブレードでオーロラ姫の心を取り出してしまう。心はマレフィセントの手に渡った。
自分の行動を後悔するテラに、マレフィセントはあと6つの心を集めて一緒に世界を支配しようという。テラは断り、マレフィセントはどこかに消えた。
テラはマスター・ゼアノートが光を閉じ込めている真意を知るために、セブンプリンセスを追うことにする。

【キャッスル・オブ・ドリーム】

テラがキャッスル・オブ・ドリーム(シンデレラ)の世界に行くと、シンデレラがドレスを母と姉に破られて舞踏会に行けないと泣いていた。テラが慰めるがシンデレラは泣き止まない。そのときフェアリー・ゴッドマザーが現れ、魔法でシンデレラにドレスを着せて舞踏会へ送り出した。
絶望で心から光を失っていたシンデレラが心に光を取り戻したことで、テラはシンデレラに興味を持つ。テラは舞踏会に向かったシンデレラに追いつき、アンヴァースから護衛しながら城の大広間まで連れていった。シンデレラが王子と踊る姿を見て、テラは自分も夢を信じてみようと思う。
テラは大広間に現れたアンヴァースを倒した。大公いわく、この国に仮面の少年が現れたころからアンヴァースが現れるようになったという。

12時の鐘が鳴り、シンデレラはお城から逃げるように立ち去った。そのときテラはアクアと会い、ヴェントゥスが旅立ちの地からいなくなったと聞く。アクアもマスター・ゼアノートの手掛かりを掴めていないようだった。

【ドワーフ・ウッドランド】

テラはマジックミラーの噂を聞いてドワーフ・ウッドランド(白雪姫)の世界に来た。マジックミラーは問いかけた者に真実を教える不思議な鏡で、王妃が持っていた。王妃がマジックミラーにこの世で最高に美しい女は誰かと尋ねると、マジックミラーは白雪姫だと答えた。それをテラが物陰から見ていた。
マジックミラーは、白雪姫の心は光に満ちているという。マスター・ゼアノートは白雪姫を狙うかもしれない。
テラが王妃にマスター・ゼアノートの行方を尋ねると、王妃は情報と引き換えに条件を出した。その条件とは、白雪姫を殺して王妃の元に心臓を持ち帰ること。

テラは心臓を入れる箱を受け取り、ひとまず白雪姫に会おうと花畑に向かった。白雪姫にマスター・ゼアノートのことを聞いてみたが、知らないらしい。
テラが白雪姫と話しているとアンヴァースが現れ、白雪姫は森の中に逃げていった。

白雪姫がマスター・ゼアノートのことを知らないと分かり、テラはマジックミラーのところに戻った。テラが心臓を持ち帰らなかったため王妃は怒り、マジックミラーをテラにけしかけた。テラはマジックミラーと戦って勝利し、王妃は仕方なくマスター・ゼアノートの行方をマジックミラーに尋ねた。マスター・ゼアノートは光と闇の彼方、古き戦の荒野にいるらしい。

【ミステリアス・タワー】

テラがマスター・ゼアノートの手掛かりを求めてミステリアス・タワーに行くと、塔からミッキーが走り出てきた。ミッキーは星のカケラでどこかの異世界に旅立った。

テラはイェン・シッドにアンヴァースについて尋ねるが、イェン・シッドはまずマスター・ゼアノートを探せと言った。アンヴァースとマスター・ゼアノートに関係があるかはイェン・シッドにも分からない。

ミステリアス・タワーを出ると、マスター・ゼアノートの声がテラを呼んだ。テラは呼ばれるままに謎の荒野に向かう。

【ヴェントゥスとヴァニタスの秘密】

テラは謎の荒野でマスター・ゼアノートに会った。マスター・ゼアノートは、自らの弟子ヴェントゥスがマスター・エラクゥスの元に行く前に起こった出来事を語りだす。
ヴェントゥスは昔、修行中に闇の淵に陥った。マスター・ゼアノートがそれを救おうとヴェントゥスから闇を取り除いた結果、純粋な闇の存在ヴァニタスこと仮面の少年が生まれた。ヴェントゥスの心はこの事件で傷ついてしまい、マスター・ゼアノートは自責の念からマスター・エラクゥスにヴェントゥスを託したのだという。ヴェントゥスはマスター・エラクゥスの元に連れて来られた日、記憶を失っていた。
マスター・ゼアノートはヴァニタスが生まれて間もなく封印したが、封印が解けたようだという。マスター・ゼアノートはテラにヴァニタスを倒すことを頼み、レイディアントガーデンに向かえという。

【レイディアント・ガーデン】

テラがレイディアントガーデンに着くと、マスター・ゼアノートを見かけた。テラが追おうとすると魔法使いマーリンがいたが、マーリンが歩いた後に本が落ちていた。テラがマーリンを追って本を渡すと、マーリンは自分のものではないが面白い本だと言う。この本には心の中の能力を目覚めさせる作用があるらしい。

テラが怪しげなアーマーを追っていくと、アーマーはトリニティアーマーとなった。レイディアントガーデンにいたアクア・ヴェントゥスとも合流し、トリニティアーマーとなったアーマーを倒した。
ヴェントゥスはディズニータウンの永久入場パスをテラとアクアに渡した。ヴェントゥスはテラ・アクアと一緒に旅がしたいというが、テラは自分の目的には危険が伴うと言い、ヴェントゥスを旅立ちの地に帰そうとする。アクアがテラの目的を尋ねるが、テラは失踪しているはずのマスター・ゼアノートからの頼み事だとは答えられなかった。アクアはテラを疑い、闇に近づきすぎていると言う。アクアはマスター・エラクゥスの意図で、テラが闇に飲まれぬよう監視していたのだ。それに気づき、テラは怒って1人で立ち去った。

ブライグという男が現れ、マスター・ゼアノートを捕らえたといってテラを呼び出した。テラは闇の力を使ってブライグに勝利し、右目を失ったブライグは逃げていった。
闇の力を使ってしまったことで動揺するテラ。闇に堕ちた自分の帰る場所はもうないと言うが、そんなテラをマスター・ゼアノートは弟子にするという。マスター・ゼアノートは、マスター・エラクゥスは愚かだと言った。光に囚われすぎたため、キーブレードマスターにふさわしいテラを認めないからだ。

テラはマスター・ゼアノートによりキーブレードマスターに承認され、マスター・ゼアノートと共に世界に均衡をもたらすことを目指すことにした。

マスター・ゼアノートと別れたテラはヴェントゥスに会った。ヴェントゥスはテラと一緒に行きたがるが、テラは断る。しかしテラは、ヴェントゥスがいつかテラを救うかもしれないと謎の言葉を残した。

一方マスター・ゼアノートはブライグと会っていた。マスター・ゼアノートは実はブライグとグルで、ブライグに捕まったふりをしてテラを騙した。ブライグが危うくテラのキーブレードに心を奪われるところだったと話すと、マスター・ゼアノートは心に光を残すテラに心を奪う力はないという。オーロラ姫の心を奪ってしまったというのはテラの思い込みだったのだ。

【ディズニータウン】

ディズニータウンではランブルレーシングというレース大会が開催されていた。テラはレース場でアンヴァースを見かけた。ミニー王妃の話によると、アンヴァースはレースのときしか出現しないらしい。また、レースのルールを守らない迷惑レーサー、キャプテン・ダークことピートが皆を困らせていた。
テラがレースに出場して優勝すると、ピートは逃げていった。テラは初めアンヴァースを倒すにはルールなど関係ないと思っていたが、ルールを守っても目的は達成できるとミニー王妃が言う。ヴァニタスを倒す力を得るために闇に堕ちかかっていたテラは、闇に堕ちることを考え直した。

【オリンポスコロシアム】

テラがオリンポスコロシアム(ヘラクレス)の世界に行くと、まだ細身で頼りないヘラクレスがアンヴァースに襲われていた。テラは助けたヘラクレスから闘技大会の話を聞き、力試しに参加することにする。
テラがコロシアムに行くと、冥界の王ハデスに話しかけられた。ハデスはテラが心の闇を封じ込めようとしているのが勿体無いという。テラが闇を支配する方法をハデスに尋ねると、ハデスは闘技大会に参加すればいいという。ハデスはテラを騙して闇を引き出し、ゼウスを倒させることが目的だった。

ハデスは闘技大会でテラと戦うザックスを闇の力で操り、戦いの中でテラの闇を引き出そうとした。しかしテラは闇に飲まれない意思を強く持ち、ザックスを倒してハデスの操りから解放した。

【ディープスペース】

ディープスペース(リロ・アンド・スティッチ)の世界に行く途中、テラは吹き飛ばされて宇宙船の牢に捕らえられた。牢から抜け出してアンヴァースを倒したテラに、牢の中にいるジャンバ博士が話しかけてきた。ジャンバ博士は役立つ生物兵器を作っただけなのに投獄されたのだという。ジャンバ博士を牢から助けたテラは、生物兵器試作品626号を助けに行くことになる。

テラとジャンバ博士は捕われていた626号を助け出した。本能のままに全てを破壊する習性の626号は暴れだし、テラはアクアからもらったつながりのお守りを奪われてしまう。テラが626号にお守りは友との絆だから返してくれというと、626号は何かを感じ取ったのか返してくれた。
テラはつながりのお守りを見て、力や使命よりも友とのつながりを求めていたことを自覚した。626号も友とのつながりを求めているのではないか、とテラがジャンバ博士に言うが、ジャンバ博士は626号に心などないという。ジャンバ博士は自らの研究成果をテラに示すために、試作品221号をけしかけた。テラは221号を倒し、戻ってきた626号に友のことを教えた。

宇宙船内に警報が鳴り響き、逃亡したテラ・ジャンバ博士と626号の捜索が始まった。626号とジャンバ博士は逃げていき、テラはキーブレードを使って異世界に脱出した。

【ネバーランド】

テラがネバーランド(ピーター・パン)の世界に行くと、フック船長と手下の海賊スミーがアンヴァースに襲われていた。テラは助けたフック船長にヴァニタスのことを尋ねるが、フック船長は知らないという。
テラが光に興味を持つことに気づいたフック船長は、ピーター・パンに自分の宝箱の光が狙われているとテラを騙し、テラに宝箱を守らせることにした。

フック船長とスミーが流れ星を探しに行く間、テラはドクロ岩の洞窟で宝箱を守っていた。フック船長に騙されているテラは、やって来たピーター・パンと戦う。その間にピーター・パンの仲間のフォクシーとカビーが宝箱を盗み出そうとするが、転んで宝箱の中身をぶちまけてしまった。宝箱の中身は光ではなく、金貨や宝石だった。テラはお宝を見て、フック船長に騙されていたと気づいた。フック船長が流れ星を探しに向かったと聞き、ピーター・パンはフック船長からティンカー・ベルを助けに向かった。

ドクロ岩の洞窟に現れたアンヴァースを倒した後、フック船長が戻ってきた。手にはティンカー・ベルを閉じ込めた檻を持っている。テラがティンカー・ベルを助け出すとフック船長は怒るが、クロコダイルが現れたため逃げていった。

ティンカー・ベルの流れ星のような光が洞窟に満ち、海賊の金貨や宝石は消えてしまった。テラは旅立ちの日の前夜、アクアやヴェントゥスと星空を見たことを思い出した。フォクシーとカビーはお宝の代わりに自分たちの大切なものを宝箱に入れることにした。

【リクへキーブレード継承】

テラはデスティニーアイランドの海岸に導かれた。海岸に流れ着いたパオプの実は、アクアが作ったつながりのお守りと同じ形だった。テラはアクアとヴェントゥスのことを思い出した。

海岸でソラとリクという小さな少年が遊んでいた。テラはリクから強い光を感じた。ソラはテラと話さずに走り去ったが、リクは立ち止まった。昔デスティニーアイランドから旅立った子供がいて、リクはその子供に憧れていた。島から出て強くなりたいというリクに、テラはキーブレード継承を行った。リクはキーブレード使いとしてデスティニーアイランドから出ることがこのとき運命づけられた。

【マスター・エラクゥスの死】

テラは異空間に向かう途中ヴェントゥスの姿を見かけたが、マスター・ゼアノートの声がテラを呼んだ。テラはヴェントゥスを追うのを止めてマスター・ゼアノートの元へ向かった。

テラは謎の荒野でマスター・ゼアノートに会った。マスター・ゼアノートはヴェントゥスが自身とヴァニタスの過去の秘密を知ったと告げる。マスター・エラクゥスの元へ向かったヴェントゥスを守るために、テラは旅立ちの地に急いだ。

テラが旅立ちの地に戻ると、マスター・エラクゥスがヴェントゥスを殺そうとしていた。テラはヴェントゥスを逃がし、マスター・エラクゥスと戦う。
テラが勝利すると、マスター・エラクゥスはテラに謝罪した。テラの心に闇を住まわせたのは自分の厳しい教えのせいかもしれないとマスター・エラクゥスは言うが、その言葉を最後に死んだ。マスター・ゼアノートが背後からとどめを刺したのだ。

マスター・ゼアノートはキーブレード墓場へ来いとテラに告げた。マスター・ゼアノートは、キーブレード墓場でテラはヴェントゥスとアクアの最後を見届け、闇に堕ちる運命だという。

【キーブレード墓場の決戦】

マスター・ゼアノートは旅立ちの地の世界を破壊して去った。マスター・ゼアノートを追ってキーブレード墓場に着いたテラは、ゼアノートに騙されてしまっていたことをアクアに話した。

ヴェントゥスもやって来て、マスター・ゼアノートがヴェントゥスとヴァニタスを利用してχブレードを生み出そうとしていたことを話した。χブレードは完全な光と完全な闇が衝突するときに生まれるからだ。マスター・エラクゥスはχブレードが生まれることを防ぐために、苦肉の策でヴェントゥスを殺そうとしたのだった。
ヴェントゥスがこれからヴァニタスと戦うことになったら、χブレードが生まれてしまうらしい。そうなる前に自分を消してくれとヴェントゥスは頼むが、テラはヴァニタスと戦わせはしないと言って励ます。

マスター・ゼアノートとヴァニタスが現れ、キーブレード戦争の話をした。多くのキーブレード使いがキーブレード戦争でχブレードを求め、キーブレード墓場に消えていったという。

テラ・アクア・ヴェントゥスは、ヴァニタスを連れたマスター・ゼアノートと戦う。マスター・ゼアノートはヴェントゥスの真実をテラに話した。マスター・ゼアノートが以前テラに話した、ヴェントゥスを救うためにヴァニタスが生まれたという話は嘘だった。本当はマスター・ゼアノートが意図的にヴェントゥスの心の闇をむき出し、ヴェントゥスの心が壊れていたのだった。

テラとの戦闘中、マスター・ゼアノートはヴァニタスに指示を出す。ヴェントゥスの全てを奪い、アクアも消せと。
テラはヴァニタスを止めようとするが、マスター・ゼアノートに邪魔される。テラはマスター・ゼアノートと戦って勝利したが、その間にχブレードが完成してしまった。

マスター・ゼアノートは自分自身にキーブレードを突き刺し、心を取り出した。マスター・ゼアノートの心はテラの体を乗っ取り、ゼアノートの老いた体は消えた。キングダムハーツの下で、テラはテラ・ゼアノートに姿を変えた。
着ていた鎧に残ったテラの思念は、自分の体を乗っ取ったゼアノートと戦って勝利した。テラの思念はアクアとヴェンのことを想いながら眠りについた。

キングダムハーツ BbS[バース バイ スリープ] ヴェントゥス編 ストーリー

【キーブレードマスター承認試験】

テラとアクアのキーブレードマスター承認試験。ヴェントゥスは試験を受けないが、テラとアクアのマスター承認を見届けるために来ていた。マスター承認試験では、テラとアクアの師匠であるマスター・エラクゥスが出す2つの課題をクリアする。マスター・エラクゥスの友人である銀髪の老人、マスター・ゼアノートも試験に立ち会っていた。マスター・ゼアノートは、元々自分の弟子だったヴェントゥスをマスター・エラクゥスに預けた人でもある。

1つ目の課題はマスター・エラクゥスが出した光の玉を全て消し去ること。マスター・ゼアノートがこっそり光の玉を暴走させてしまうが、テラ・アクア・ヴェントゥスは協力して光の玉を消し去った。
2つ目の課題はテラとアクアの模擬戦だった。勝敗は問わず、模擬戦で浮き彫りになる心からマスター承認を判断する課題。模擬戦で負けそうになったテラは闇の力を少し使ってしまう。

マスター・エラクゥスはアクアをキーブレードマスター承認したが、テラは心の闇を制する力が不十分として不合格とした。

マスター・ゼアノートは部屋から退出し、仮面の少年と話していた。仮面の少年はヴェントゥスの様子が気になるらしい。

ヴェントゥスは部屋に戻ってベッドに寝転がり、キーブレードを振り回していた。すると部屋に仮面の少年が現れ、テラにもう会えなくなるから急いで行けとヴェントゥスに言う。

テラとアクアはアンヴァースの討伐と、失踪したマスター・ゼアノートの捜索をすることになった。
ヴェントゥスが急いでテラの元に向かうと、テラは既に旅立つところだった。先に旅立ってしまったテラを心配し、ヴェントゥスもすぐにテラを追って異世界に旅立った。

【ドワーフ・ウッドランド】

ヴェントゥスはドワーフ・ウッドランド(白雪姫)の世界にたどり着いた。ヴェントゥスが鉱山に入ると、小人の1人おこりんぼがヴェントゥスを見て泥棒だと叫んだ。小人達は皆隠れてしまった。ヴェントゥスは泥棒ではないことを説明し、テラという人を探していると説明する。しかしおこりんぼは信用しない。

結局小人達に信用してもらえなかったヴェントゥスは、森を抜けた先の城に向かうことにした。森の入口で女性の悲鳴を聞いたヴェントゥスが駆けつけると、森の中で泣いている白雪姫を発見する。ヴェントゥスはアンヴァースから白雪姫を助け、白雪姫を連れて森から出た。白雪姫は森の入口にあった小屋で待ち、ヴェントゥスは魔物がいないか外に見回りに出かけた。

ヴェントゥスが見回りを終えて小屋に戻ると、先程の小人達がいた。小人達はヴェントゥスを泥棒扱いして追い出そうとするが、白雪姫は小人達にヴェントゥスに助けられたと説明する。白雪姫は森に入る前、鍵のような剣を持つ男に会い、魔物に襲われたらしい。鍵のような剣と聞いて、ヴェントゥスは男がキーブレードを持つテラなのではないかと勘付く。
テラが魔物で白雪姫を襲うはずはないとヴェントゥスは言い、確かめるために森を抜けた。

ヴェントゥスが森を抜けると花畑に出た。大声でテラを呼んだが、テラの返事はなかった。
そのとき花畑を歩く老婆がリンゴを落としたので、ヴェントゥスは拾って渡してあげた。老婆はヴェントゥスのキーブレードを見て、他にもキーブレードを見たことがあると言った。ヴェントゥスが老婆にテラのことを尋ねると、老婆はテラにゼアノートのことを教えろとキーブレードで脅されたと言った。ヴェントゥスはテラがどうしてしまったのかと心配した。

【キャッスル・オブ・ドリーム】

ヴェントゥスがキャッスル・オブ・ドリーム(シンデレラ)の世界にたどり着くと、なぜか体が小さくなって檻に閉じ込められていた。小さなヴェントゥスをシンデレラが檻から出してくれた。
ヴェントゥスはネズミのジャックにテラのことを尋ねたが、ジャックは知らなかった。

ジャックは窓からこの国の城をヴェントゥスに見せ、今夜舞踏会があると説明した。シンデレラは舞踏会に着ていくドレスを用意していたが、まだ途中だった。義母のトレメイン夫人はシンデレラのドレスが準備できたら舞踏会に連れていくというが、ドレスが準備できないようにシンデレラにわざと用事を言いつけていた。

ジャックとヴェントゥスはシンデレラのためにドレスを準備してあげることにした。ヴェントゥスが家の中を探して材料を集め、ジャックがドレスを仕立てた。

ドレスが完成し、シンデレラは舞踏会に行けることになった。シンデレラは夢だった舞踏会に行くことができたが、ヴェントゥスの夢は何なのかと尋ねるジャック。ヴェントゥスは夢について自分で考えたこともなかったが、キーブレードマスターになるのが夢だったテラとアクアを思い出した。ヴェントゥスは自分もキーブレードマスターになろうと決めた。

【エンチャンテッド・ドミニオン】

ヴェントゥスはテラを探してエンチャンテッド・ドミニオン(眠れる森の美女)の世界にたどり着いた。城の奥に行くと、オーロラ姫が眠っていた。そこに3人の妖精フローラ・フォーナ・メリーウェザーが現れ、ヴェントゥスにオーロラ姫が眠っている理由を説明した。オーロラ姫は魔女マレフィセントに心を奪われて眠っていた。

ヴェントゥスはフローラ・フォーナ・メリーウェザーと共に、マレフィセントが巣くう魔の山に向かった。妖精の力で道中の封印を解き、マレフィセントの城に乗り込む。ヴェントゥスが城の奥にあったオーロラ姫の心を解き放った。オーロラ姫は目覚め、森でフィリップ王子と出会った。

城から出る途中、ヴェントゥス達はマレフィセントに会った。マレフィセントはテラがキーブレードでオーロラ姫の心を奪ったという。ヴェントゥスはこれを否定し、マレフィセントと戦って勝利した。

アクアがヴェントゥスに追いついて旅立ちの地に連れ帰ろうとするが、ヴェントゥスはテラのことが心配だった。ヴェントゥスは1人で立ち去った。

【ヴェントゥス対ヴァニタス】

ヴェントゥスは異世界に向かう途中、仮面の少年ヴァニタスを見かけた。仮面の少年を追って謎の荒野に行くと、仮面の少年はキーブレードを出した。

ヴェントゥスは仮面の少年に殺されそうになるが、現れたミッキーに助けられた。ヴェントゥスはミッキーと協力して仮面の少年と戦い、勝利した。仮面の少年は逃げていった。

ミッキーは世界の危機を救うために、星のカケラで世界を渡り歩いていた途中でヴェントゥスを見つけたらしい。ヴェントゥスとミッキーが話していると、星のカケラが急に光り輝き、勝手に異世界に飛ばされてしまった。

【レイディアント・ガーデン】

ヴェントゥスがレイディアントガーデンに行くと、ミッキーを見かけた。ミッキーを追って城に着いたが、門番がいて入ることができなかった。そのとき城前に謎のアーマーが現れ、ヴェントゥスはアーマーを追った。

アーマーを追っていくと、ドナルドの伯父、スクルージ・マクダックがアーマーに襲われそうになっていた。スクルージ・マクダックは魔法使いマーリンと一緒にレイディアントガーデンに来たらしい。アーマーから助けてもらったお礼に、スクルージ・マクダックはヴェントゥスにディズニータウンの永久入場パスをくれた。

アーマーを追う途中、ヴェントゥスは魔法使いマーリンに出会った。魔法使いマーリンはヴェントゥスが心の中の能力を目覚めさせたがっていることを見抜き、マーリンの家にある不思議な本を見てもいいと言う。

ヴェントゥスはレイディアントガーデンにいたテラ・アクアと協力してトリニティアーマーを倒した。テラとアクアにディズニータウンの永久入場パスを渡し、仮面の少年を倒したことを話した。テラは驚いた様子で、ヴェントゥスは危険だから旅立ちの地に帰れと言う。アクアがマスター・エラクゥスの命でテラを監視していたことに気づき、テラは怒って立ち去った。アクアはテラの監視と、ヴェントゥスを連れて帰ることをマスター・エラクゥスに命令されていた。

ヴェントゥスがテラを探していると、イエンツォという白衣の少年がアンヴァースに襲われていた。ヴェントゥスがイェンツォを助けると、エヴェンという白衣の男が礼を述べた。ヴェントゥスはエヴェンに、テラが城外庭園にいたことを聞いた。

ヴェントゥスが城外庭園に行くとテラがいた。テラは一人で立ち去ってしまうが、いつかヴェントゥスがテラを救うかもしれないと謎の言葉を残す。
ヴェントゥスはアクアのところに戻り、テラが一人で立ち去ったことを話した。ヴェントゥスはアクアと一緒に行きたいというが、アクアはヴェントゥスに旅立ちの地に帰るように言って一人で立ち去った。

一人残されたヴェントゥスがテラとアクアと修行していたときの思い出にひたっていると、修行で使っていた思い出の木刀を落としてしまう。そこにリアとアイザという少年が通りかかり、リアが木刀を拾って渡してくれた。リアとヴェントゥスは軽く戦って遊んでいたが、リアが疲れたので終わりとなった。ヴェントゥスはリアと友達になり、元気を取り戻した。

【ディズニータウン】

ヴェントゥスがディズニータウンに着くと、街ではドリーム・フェスティバルが開催されていた。ピートが変装したキャプテン・ジャスティスは、フェスティバルの投票を集めるために街で人助けをしていた。

ドナルドの甥ヒューイ・デューイ・ルーイは、アイスクリームを作る機械の使い方が分からなくて困っていた。ピートが問題を解決しようとするが上手くいかない。ヴェントゥスは代わりにアイスクリームを作り、ミニー王妃に食べさせた。

ピートはドリーム・フェスティバルの催し物の1つ、ミリオンドリーム・アワード人気投票の優勝賞品を狙っていた。暴れ者で嫌われているピートは、キャプテン・ジャスティスと名前を偽ってフェスティバルに参加していたのだった。

ミリオンドリーム・アワード人気投票の発表で、優勝はヴェントゥス・アクア・テラの3人だった。ヴェントゥスはテラとアクアがディズニータウンに来ていることを知って喜ぶ。
優勝者の3人はステージ上に呼ばれるが、ヴェントゥス以外は欠席していた。ヴェントゥスは3人を代表し、優勝賞品のダブルクランチアイスを受け取って食べた。

自分が優勝できなかったピートはステージ上で暴れた。ミニー王妃が怒ってピートは異空間の牢獄に落とされたが、世界征服の手伝いをすることを条件に魔女マレフィセントに救出された。

【オリンポスコロシアム】

ヴェントゥスがオリンポスコロシアム(ヘラクレス)の世界に行くと、フィルという豚がいた。フィルは少年ヘラクレスを英雄にするためにコーチしていたが、同時にザックスという少年からもコーチしてほしいと頼まれて困っていた。結局闘技大会でのヘラクレスとザックスの戦いを見て、これからどちらをコーチするか決めることになる。

闘技大会まではフィルがヘラクレスをコーチしてくれない。ヴェントゥスは困っていたヘラクレスと一緒に修行してあげた。ヘラクレスは英雄になって神の力を取り戻し、父ゼウスに会うために頑張っていた。

ヘラクレスとザックスは、闘技大会の西ブロックで戦っていた。そのとき街に大量のアンヴァースが出現した。闘技大会を中止しないためにヴェントゥスが戦っていると、試合を棄権したヘラクレスが駆けつけた。ヴェントゥスはヘラクレスと一緒にアンヴァースを倒した。ザックスも少し遅れて駆けつけた。

先にヴェントゥスを助けに駆けつけたヘラクレスの方が、人を思いやる心がわずかに多い。そういう理由でフィルはヘラクレスの方をコーチすることにした。

実はフィルは初めからヘラクレスをコーチし続ける予定で、ザックスのコーチになるとは考えていなかった。伸び悩んでいたヘラクレスを伸ばすきっかけとしてザックスが役立ったのだ。

【ディープスペース】

ヴェントゥスは異空間で見かけたアンヴァースを追ってディープスペース(リロ・アンド・スティッチ)の宇宙船に入った。ヴェントゥスが追っていたアンヴァースは宇宙船の機関室に侵入していた。責任を感じたヴェントゥスがアンヴァースのところに向かおうとすると、生物兵器試作品626号が現れた。626号はまだ言葉をうまく話せないが、テラとアクアの名前と、友と絆について口にした。加えて626号は、つながりのお守りのようなものを持っていた。

ヴェントゥスが機関室でアンヴァースと戦おうとすると、626号が来てくれたが様子が変だった。アンヴァースを倒しても626号の怒りは収まらない。626号が持っていたつながりのお守りのようなものが壊れていたからだ。ヴェントゥスはお守りが壊れても、絆は形じゃないから大丈夫だと626号に説明した。

宇宙船のガントゥ大尉が機関室に来て、危険な626号を始末しようとした。ガントゥは626号を庇ったヴェントゥスにも銃を向ける。ヴェントゥスは626号と一緒に宇宙船から逃げることに成功したが、626号の宇宙船の暴走に巻き込まれて吹き飛ばされた。

【ネバーランド】

ヴェントゥスがネバーランド(ピーター・パン)の世界で寝ていると、フォクシー・カビーという2人の少年に起こされた。ヴェントゥスはティンカー・ベルが見つけた流れ星を探しに行く2人に同行する。

ピーター・パンが飛んできて、フック船長がお宝を隠しているのを見たという。フォクシー・カビーは流れ星探しを止めて海賊のお宝を横取りしに行くのに乗り気だが、ティンカー・ベルは怒って流れ星を探しに行ってしまった。ヴェントゥスはティンカー・ベルと流れ星を探すことにした。

ヴェントゥスは集落でミッキーの星のカケラを発見したが、フック船長に星のカケラとティンカー・ベルを奪われた。追いついてきたピーター・パンと一緒にヴェントゥスは人魚の入り江に向かった。人魚の入り江に行くと、捕まっていたはずのティンカー・ベルは自由の身だった。大きな剣を持った男に助けられたらしい。

ピーター・パンは海賊船の大砲を止めに、ヴェントゥスはフック船長のところに向かった。フック船長はピーター・パンを倒したと勘違いし、岬で一人歓喜していた。ヴェントゥスがフック船長を倒すと、海に落ちたフック船長はクロコダイルに追われて逃げていった。

ピーター・パンは宝箱を持ったカビー・フォクシーと岬に来た。宝箱は空になってしまっていたので、代わりにピーター・パン達の宝物を入れることにした。ヴェントゥスは宝箱に、修行で使っていた思い出の木刀を入れた。ティンカー・ベルは拾った星のカケラを宝箱に入れようとするが、ヴェントゥスは友達のミッキーのものだからといって星のカケラを預かった。すると星のカケラが輝き、ヴェントゥスは異世界に飛ばされた。

【ミステリアス・タワー】

ヴェントゥスは星のカケラに導かれ、ミステリアス・タワーにたどり着いた。ドナルド・グーフィーは不思議な塔で王様ミッキーの帰りを待っていた。ミッキーの星のカケラを持つヴェントゥスが現れたため、ドナルド・グーフィーは王様の手掛かりだと思い、ヴェントゥスをイェン・シッドのところに連れていった。

ヴェントゥスはイェン・シッドに星のカケラを入手した経緯を説明した。イェン・シッドがミッキーの現在地を映し出してみると、ミッキーが倒れているのが見えた。ヴェントゥスはミッキーを助けに謎の荒野に向かう。

【ヴェントゥスの秘密】

ヴェントゥスが謎の荒野に行くと、ミッキーが倒れていた。

マスター・ゼアノートが現れると、ヴェントゥスは闇を失ったときの記憶が戻って苦しんだ。マスター・ゼアノートは元々自分の弟子だったヴェントゥスから闇の部分を抜き取り、仮面の少年ヴァニタスを作った。マスター・ゼアノートの目的は、光のヴェントゥスと闇のヴァニタスを戦わせることでχブレードを手に入れることだった。ヴェントゥスは自分がχブレードになる運命だと知った。

マスター・エラクゥスがヴェントゥスの旅立ちを許さなかった理由は、ヴェントゥスがχブレードのことを知るのを恐れたからだった。マスター・エラクゥスは旅立ちの地でヴェントゥスを修行させるという名目で、実は監視していたのだった。

ヴェントゥスは旅立ちの地に戻り、マスター・エラクゥスにχブレードのことを尋ねた。マスター・エラクゥスはマスター・ゼアノートが以前からχブレードを作ろうとしていたことを知っていた。過去にマスター・ゼアノートを止められなかった過ちをただすために、マスター・エラクゥスはヴェントゥスを殺そうとする。マスター・ゼアノートの真意を知ったχブレードことヴェントゥスは、世界に存在してはならないものだからだ。

そのときテラが現れ、ヴェントゥスを庇った。テラはマスター・エラクゥスと戦い、ヴェントゥスを異世界のデスティニーアイランドに逃がした。

【ヴェントゥスの記憶】

デスティニーアイランドにはヴァニタスがいた。ヴェントゥスは素材として十分に成長したので、ヴァニタスと融合してχブレードとなれという。ヴェントゥスはそれを断った。ヴェントゥスがヴァニタスと戦わなければχブレードは生まれずに済む。

ヴァニタスの力で、ヴェントゥスは心の闇を取り出されたときの記憶を思い出した。マスター・ゼアノートは弟子のヴェントゥスの生命を危険にさらすことで闇の力を使わせようとしたが、ヴェントゥスは倒れるまで闇の力を使わなかった。マスター・ゼアノートは仕方なくキーブレードを使ってヴェントゥスの心の闇を取り出し、ヴァニタスを作った。その影響でヴェントゥスの心は壊れた。

記憶が戻ったヴェントゥスが苦しんでいると、キーブレード墓場でテラとアクアの最期を見せてやると言ってヴァニタスは去った。

【キーブレード墓場の決戦】

ヴェントゥスはこの戦いを自分で終わらせるためにキーブレード墓場に向かった。アクアとテラもキーブレード墓場に来ていた。アクアはテラにマスター・エラクゥスの死を告げたが、テラは既に知っていた。テラはヴェントゥスを守ろうとして、結果ゼアノートに手を貸すことになってしまった。テラはヴェントゥスのためにマスター・エラクゥスと戦い、マスター・エラクゥスの死を招いた。

ヴェントゥスはテラとアクアのところに行き、ヴェントゥスとヴァニタスが戦えばχブレードが生まれることを話した。χブレードを生み出さないために、ヴェントゥスはテラとアクアに自分のことを消してくれと頼む。

マスター・ゼアノートとヴァニタスが現れ、キーブレード戦争の話をした。多くのキーブレード使いがキーブレード戦争でχブレードを求め、キーブレード墓場に消えていったという。

テラ・アクア・ヴェントゥスは、ヴァニタスを連れたマスター・ゼアノートと戦うが、マスター・ゼアノートの力は圧倒的だった。ヴェントゥスがマスター・ゼアノートに捕まってしまい、氷づけにされた。空を割ってキングダムハーツが現れた。

アクアがヴェントゥスを介抱していると、ブライグという男が現れた。ブライグはヴェントゥスを自分に任せて、アクアはマスター・ゼアノートと戦ってこいと言う。アクアがテラの目の前で倒されれば、テラが闇に堕ちて計画が完了するからだ。
アクアはブライグを倒したが、ブライグは時間稼ぎだったと言って逃げた。アクアは背後の崖から現れたヴァニタスに斬られた。ヴァニタスは倒れたアクアに剣を向ける。ヴェントゥスは無理に体を動かし、ヴァニタスと戦う。

ヴェントゥスがヴァニタスと戦って勝利すると、ヴェントゥスはアンヴァースに囲まれた。アンヴァースの正体はヴェントゥスとヴァニタスが分かれたときに生まれた魔物で、ヴァニタスの感情の一部のような存在だった。ヴェントゥスはアンヴァースやヴァニタスと融合し、χブレードが誕生した。

ヴェントゥスはいつの間にか自分の心の世界にいた。ヴァニタスが現れ、さっきの融合は不完全だったと告げる。ヴァニタスはここでヴェントゥスを倒し、完全な融合をするつもりだった。
ヴェントゥスはヴァニタスを倒し、χブレードを破壊することにした。χブレードはヴェントゥスとヴァニタスの心からできている。χブレードを破壊すればヴェントゥス自身の心も壊れてしまうが、ヴェントゥスはそれでも構わないという。

ヴェントゥスはヴァニタスを倒し、χブレードは消えた。ヴェントゥスとヴァニタスの心は壊れた。

キングダムハーツ BbS[バース バイ スリープ] アクア編 ストーリー

【キーブレードマスター承認試験】

アクアとテラのキーブレードマスター承認試験。ヴェントゥスは試験を受けないが、アクアとテラのマスター承認を見届けるために来ていた。マスター承認試験では、アクアとテラの師匠であるマスター・エラクゥスが出す2つの課題をクリアする。マスター・エラクゥスの友人である銀髪の老人、マスター・ゼアノートも試験に立ち会っていた。

1つ目の課題はマスター・エラクゥスが出した光の玉を全て消し去ること。マスター・ゼアノートがこっそり光の玉を暴走させてしまうが、アクア・テラ・ヴェントゥスは協力して光の玉を消し去った。
2つ目の課題はアクアとテラの模擬戦だった。勝敗は問わず、模擬戦で浮き彫りになる心からマスター承認を判断する課題。模擬戦でアクアに負けそうになったテラは闇の力を少し使ってしまう。

マスター・エラクゥスはアクアをキーブレードマスター承認したが、テラは心の闇を制する力が不十分として不合格とした。

マスター・ゼアノートは部屋から退出し、仮面の少年と話していた。仮面の少年はヴェントゥスの様子が気になるらしい。

マスター・エラクゥスは遠方にいる友人のイェン・シッドと魔法で話していた。
光のプリンセスに闇とアンヴァースの脅威が迫りつつあるらしい。アンヴァースとは負の感情に芽生え、光に侵食する魔物のこと。

アクアとテラはアンヴァースの討伐と、失踪したマスター・ゼアノートの捜索をすることになった。テラはこの任務の働き次第でマスター承認を再考してもらえることになった。テラは異世界に旅立ち、ヴェントゥスもテラを追って勝手に旅立ってしまった。

マスター・エラクゥスはヴェントゥスが旅立ったことに焦りを見せ、アクアにヴェントゥスを連れ戻すよう命じた。アクアはヴェントゥスを追って旅立った。

【キャッスル・オブ・ドリーム】

アクアがキャッスル・オブ・ドリーム(シンデレラ)の世界の城にたどり着くと、テラと会った。ヴェントゥスがテラを追って旅に出たとアクアは伝えたが、テラはヴェントゥスに会っていないという。テラはマスター・ゼアノートを探していたが、マスター・ゼアノートは純粋な光の心に興味があるらしい。
アクアはテラがマスター承認試験で闇の力を使ったことで心配していたが、テラの様子を見て大丈夫だと安心した。

アクアは城にいたトレメイン夫人とその娘姉妹から闇を感じて不審に思う。トレメイン夫人達はシンデレラを妬んでいたのだ。

大公は階段で見つけたガラスの靴を王子に見せた。シンデレラが落とした靴だ。大公は国じゅうを探してガラスの靴にぴったり合う足の少女を見つけるという。まずは城から近いトレメイン夫人の家に行くことになった。アクアもトレメイン夫人のことは不審に思っていたので行くことにする。

アクアはトレメイン夫人の家から感じる闇を消すためにキーブレードを出した。すると背後にフェアリー・ゴッドマザーが現れ、光で闇を消そうとするのは危険だと言った。光と闇は一対のもので、どちらかだけが存在するものではないからだ。フェアリー・ゴッドマザーは闇を消す代わりに、シンデレラの光が消えないようにしてほしいとアクアに頼んだ。

アクアがフェアリー・ゴッドマザーの魔法でトレメイン夫人の家に入ると、なぜか体が小さくなっていた。家の中ではネズミのジャックがシンデレラの部屋に鍵を運んでいた。トレメイン夫人はシンデレラを大公に会わせないために、鍵をかけて部屋に閉じ込めたのだった。
アクアが手伝うといってキーブレードを出すと、ジャックはキーブレードを見てヴェントゥスの知り合いかという。アクアがヴェントゥスの場所を尋ねると、テラを追って出て行ったと言われた。

隣の部屋ではトレメイン夫人の娘たちがガラスの靴を履こうとしていたが、結局足が入らなかった。トレメイン夫人は他に娘はいないと言い、大公は帰ろうとした。アクアは2階の柱から身を乗り出して様子を見ていたが、誤って柱から落ちてしまった。アクアが大公と話しているとシンデレラが来るまでの時間稼ぎになり、シンデレラが来てガラスの靴を履くことができた。アクアはシンデレラに会い、テラが感謝していたことを伝えた。

トレメイン夫人は大公に足を掛けて転ばせ、ガラスの靴は砕けてしまった。トレメイン夫人は上手くいったと思ったが、シンデレラはもう片方のガラスの靴を取り出して履いてみせた。

アクアが外に出ると、森から叫び声がして大公が飛び出してきた。森に魔物がいると聞いて駆けつけると、嫉妬の闇に押し潰されたトレメイン夫人と娘姉妹が馬車を魔物に変えてシンデレラを襲っていた。アクアはシンデレラを逃がし、馬車の魔物を倒した。

シンデレラは城で王子と結ばれたが、シンデレラの純粋な光の心はこれまでトレメイン夫人達の心の闇を広げてきた。闇は消し去るものとマスター・エラクゥスに教わってきたアクアは、光で闇が生まれることを知って悩む。
そのときアクアの前にフェアリー・ゴッドマザーが現れ、光と闇についての答えはないからアクア自身の答えを見つければいいと言った。

【ドワーフ・ウッドランド】

ドワーフ・ウッドランド(白雪姫)の世界では、女王が変装した老婆が毒リンゴで白雪姫を殺していた。アクアが森の入口の小屋に着くと、小人達が白雪姫の棺を囲んで泣いていた。小人達は、白雪姫は美しさを妬まれて女王に殺されたという。王妃は小人達でやっつけたが、白雪姫は生き返らなかった。

アクアは白雪姫を生き返らせる方法を探しに、森の抜けて女王の城へ向かった。城に着くと王子が白雪姫を探していた。王子は白雪姫に会ったことがあるという。アクアは王子に白雪姫が死んでしまった経緯を伝えた。王子は白雪姫がいる森の奥に向かった。
城の奥でアクアがマジックミラーを倒すと、マジックミラーは自分の役目は終わったと消えた。

王子は白雪姫がいる森の奥にたどり着き、アクアも戻った。王子が白雪姫に口づけすると白雪姫が生き返り、小人達は喜んだ。白雪姫は目覚めて王子の城に旅立った。

ヴェントゥスはマスター・ゼアノートに旅立ちの地に連れて来られたときずっと眠っていた。ヴェントゥスがやっと目覚めたときのことをアクアは思い出し、ヴェントゥスも今、目覚めて旅立つべきときだったのかと思う。

【エンチャンテッド・ドミニオン】

アクアはエンチャンテッド・ドミニオン(眠れる森の美女)の世界に着いた。アクアはマレフィセントの城で、マレフィセントとヴェントゥスに会った。マレフィセントはヴェントゥスに、テラがキーブレードでオーロラ姫の心を奪ったと話していた。アクアはマスター・エラクゥスに言われた通りヴェントゥスを連れ帰ろうとするが、ヴェントゥスはテラに会うと言って走り去ってしまった。

アクアはマレフィセントに世界征服を手伝うことを頼まれるが、断ると城の地下牢に落とされた。地下牢にはフィリップ王子が捕まっていた。

アクアはフィリップ王子と地下牢を抜け出し、オーロラ姫が眠っている城に向かった。すると城がマレフィセントの魔力でイバラに包まれた。アクアは現れたマレフィセントにマスター・ゼアノートのことを尋ねるが、マレフィセントは世界征服を手伝わないなら教えないという。
マレフィセントはドラゴンに姿を変えて襲ってきた。フィリップ王子は妖精フローラ・フォーナ・メリーウェザーの力を借りてドラゴンにとどめを刺した。ドラゴンは消えた。

王子が城の奥で眠るオーロラ姫に口づけすると呪いが解け、オーロラ姫は目覚めた。しかしマレフィセントは愛の力を認めようとはしなかった。

【レイディアント・ガーデン】

アクアはレイディアント・ガーデンを訪れ、歩いていたスクルージ・マクダックにテラのことを尋ねた。男が城の方へ向かったと言われ、アクアも城に向かう。

城に向かう途中、アクアはアンヴァースに襲われていたカイリという小さな少女と出会った。カイリを守ろうとしたとき、カイリがアクアのキーブレードに触れ、素質があったカイリはアクアが知らぬ間にキーブレード継承された。
カイリを助けたアクアは、現れたミッキーと一緒にアンヴァースを倒した。ミッキーは星のカケラの力で飛び去った。カイリは祖母と帰っていった。

カイリの祖母はカイリが好きな話をしていた。その話はこうだった。
昔、世界中の人々は光に照らされて平和に暮らしていた。人々は光が大好きだったので、皆が光を欲しがって争いが始まった。すると皆の心に闇が生まれた。闇はどんどん広がってたくさんの心と光を飲み込んだ。世界は闇に覆われて消えたが、子供達の心の中に小さな光のかけらが残っていた。子供達は光のかけらの力で世界を作り直した。それが現実世界だったが、本当の光はまだ闇の奥で眠ったままだった。世界はひとつに繋がることができず、幾つもの小さな世界に分かれていた。いつの日か闇の奥に続く扉が開き、光が帰ってくる。

アクアがアンヴァースを追っていくと、テラとヴェントゥスと出会った。トリニティアーマーとなったアンヴァースを3人で倒した。

アクアはヴェントゥスからディズニータウンの永久入場パスをもらった。ヴェントゥスはテラ・アクアと一緒に旅がしたいというが、テラは自分の目的には危険が伴うと言い、ヴェントゥスを旅立ちの地に帰そうとする。アクアがテラの目的を尋ねるが、テラは失踪しているはずのマスター・ゼアノートからの頼み事だとは答えられなかった。アクアはテラを疑い、闇に近づきすぎていると言う。テラはアクアが監視していたと思い、怒って1人で立ち去った。ヴェントゥスは1人でテラを探しに行ってしまった。

アクアは魔法使いマーリンに会った。心の中の能力を目覚めさせる本が家にあるから好きに見ていいとマーリンは言った。マーリンはアクアで3人目だと謎の言葉を残すが、テラとヴェントゥスもここに立ち寄ったらしい。

アクアは仮面の少年と出会った。仮面の少年にヴェントゥスのことを尋ねるが、アクアが知ってもどうにもならないと言われる。アクアが仮面の少年と戦って勝利すると、お前は予備だと謎の言葉を残して仮面の少年は消えた。

ヴェントゥスがアクアに追いついてきた。テラに会ったが、テラは1人で立ち去ったらしい。ヴェントゥスはアクアと一緒に行きたがるが、アクアはヴェントゥスに旅立ちの地に帰るように言って去った。

【ディズニータウン】

アクアがディズニータウンを訪れると、キャプテン・ジャスティスの変装をしたピートに声をかけられた。アクアが無視して立ち去ろうとすると、ホーレス・ホースカラーが助けを求める声がした。アクアとピートは駆けつけた。フルーツボール広場にアンヴァースが現れて困っているらしい。ピートはアンヴァースには敵わないと逃げていったが、アクアはフルーツボール広場に向かった。

アクアがフルーツボールでアンヴァースを倒すと、ホーレス・ホースカラーとミニー王妃にお礼を言われた。ミニー王妃は国にモンスターが出現していることに責任を感じていた。王様ミッキーが国から出ているので、王様と王妃が一緒に国を守れないらしい。

ホーレス・ホースカラーとミニー王妃はミリオンドリーム・アワード人気投票の話をした。ミリオンドリーム・アワードは、今ディズニータウンで開催されているドリーム・フェスティバルの催し物の1つ。フェスティバルの参加者同士で人気投票をするというものだった。ピートは街の暴れ者で嫌われていたので、キャプテン・ジャスティスに変装して参加していたのだった。

ミリオンドリーム・アワード人気投票の授賞式で、優勝はヴェントゥス・アクア・テラの3人だった。アクアはテラとヴェントゥスがディズニータウンに来ていることを知って喜ぶ。
優勝者の3人はステージ上に呼ばれるが、アクア以外は欠席していた。アクアは3人を代表し、優勝賞品のクイーンベリーアイスを受け取って食べた。

自分が優勝できなかったピートはステージ上で暴れた。ミニー王妃が怒ってピートは異空間の牢獄に落とされたが、世界征服の手伝いをすることを条件に魔女マレフィセントに救出された。

【オリンポスコロシアム】

アクアがオリンポスコロシアム(ヘラクレス)の世界に着くと、アンヴァースが暴れていた。フィルという豚が逃げていき、代わりにヘラクレスという少年が来た。アクアとヘラクレスは一緒にアンヴァースを倒した。

ヘラクレスは早く強くなって英雄になりたいと言い、チャンプ・テラという名前を口にした。今のオリンポスコロシアムの英雄はチャンプ・テラということになっていた。テラを知っている素振りを見せるアクアに、フィルはアクアもテラのファンなのだと勘違いする。テラは前回の闘技大会で初参加にして優勝したが、それ以来行方不明となって皆に探されていた。アクアはテラに会えるかもと思い、闘技大会に参加することにした。

アクアは闘技大会の決勝戦まで進んだが、テラは現れなかった。決勝戦の相手はザックスという青年。アクアはテラに会えないと知って大会を途中棄権しようとするが、フィルに止められる。フィルは前回の大会でヘラクレスをエントリーさせたが、ヘラクレスは訳あって大会を途中棄権していた。今回の大会でも選手に棄権されたらフィルのメンツが潰れてしまう。アクアは決勝戦に出場することになった。

ザックスはアクアにテラのことを話した。ハデスがテラを闇に引き込もうとしてザックスを利用したとき、テラは闇に堕ちることなくザックスを解放してくれた。テラはザックスの恩人だった。

アクアは決勝戦でザックスに勝利した。アクアは東ブロックだったが、西ブロックの優勝者はハデスだった。決勝戦の勝者を見にハデスが現れたが、アクアを見て少女だったのでがっかりした。
アクアがハデスと戦って勝利すると、ハデスは逃げた。コロシアムから出るとき、ザックスは仇のハデスを倒してくれたお礼がしたいといってデートに誘う。アクアが修行中の身だからと断ると、ザックスは英雄になったらデートしようと勝手に約束して立ち去った。ヘラクレスがトレーニングを終えて来てくれたが、アクアとハデスの試合は既に終わっていた。アクアはヘラクレスを励まして立ち去った。

【ディープスペース】

アクアがディープスペースの宇宙船に行くと、アンヴァースがいた。アンヴァースを倒した場所の近くにつながりのお守りのような形のものが落ちていた 。アクアがそれを拾うと、生物兵器試作品626号に奪い取られた。626号は初め怒っていたが、アクアのキーブレードを見て何かを思い出したのか怒るのを止めた。そのときガントゥ大尉が現れ、626号は逃げていった。ガントゥ大尉はアクアを密航者扱いし、議長のところに連れていった。

アクアはアンヴァースを追ってきたことを議長に説明した。議長はアンヴァースの討伐と、逃亡者を捕まえることをアクアに頼んだ。逃亡者は試作品626号と、それを作り出したジャンバ博士のことだった。

アクアが宇宙空間でアンヴァースを倒していると、先程626号が持っていたつながりのお守りのようなものが宇宙を流れてきた。アクアは宇宙船内で626号を見つけたが、626号はテラという名前を口にする。

アクアがアンヴァースを討伐して議長のところに戻ると、ジャンバ博士と試作品626号の逮捕命令が出た。626号がテラのことを知っていると思ったアクアは、議長に626号が本当に危険な生き物なのか尋ねる。議長は疑う余地はないと言い、アクアはジャンバ博士と626号の逮捕に向かった。

アクアがジャンバ博士と626号のところに行くと、626号はつながりのお守りのようなものをアクアから奪い返した。これはテラのお守りをまねて626号が作ったものだった。626号は元々破壊本能しかなかったが、テラから友情を教わっていた。

そのときガントゥ大尉が現れ、議長の命令に背いて626号達を殺そうとした。アクア達がガントゥ大尉を倒すと、一部始終をモニターで見ていた議長がやって来た。議長はアクアに礼を言い、ガントゥ大尉を叱った。アクアは議長に626号を助けてほしいとお願いし、626号にアクア自身とヴェントゥスという名前を友達として教えた。

【ネバーランド】

アクアはネバーランド(ピーター・パン)の世界にたどり着き、集落に落ちていた宝の地図を拾った。するとフォクシーとカビーという少年とピーター・パンがやって来て、アクアがリーダーだという。宝の地図を最初に手に入れた者がリーダーになる約束だったようだ。アクアは宝の地図を返そうとしたが、ピーター・パンはルールは絶対だといって宝探しを諦めると言った。フォクシーとカビーは落胆し、同情したアクアは少しだけ宝探しにつきあうことにした。

宝の地図を見て人魚の入り江に行くとフック船長と会った。無視して進もうとすると、フック船長の仲間の海賊達は大砲を撃ってきた。人魚の入り江から逃げて進むと、高い崖があった。崖を越えて進むと元の場所に戻ってきた。宝箱は初めから元の場所にあったのだ。

宝箱は元々フック船長のもので、既に奪い返されていた。フック船長の手下スミーが宝箱を開けると、お宝はガラクタに変わっていた。ピーター・パンはフック船長達のお宝の代わりに自分達の宝物を宝箱に入れておいたのだった。フック船長はお宝をなくして激怒するが、クロコダイルが現れると逃げていった。
アクアは宝箱に入っていたガラクタの中にヴェントゥスの木刀を見つけた。ピーター・パンはヴェントゥスが木刀を置いていったという。

アクアが闇の気配を感じて集落に行くと、仮面の少年がいた。仮面の少年はヴェントゥスの木刀を持っていたが、壊してしまった。仮面の少年はレイディアント・ガーデンでアクアを予備と呼んでいたが、ヴェントゥスが成長したことで予備がいらなくなったらしい。仮面の少年は必要なくなったアクアを始末しに来たのだ。

アクアは仮面の少年を倒したが、力尽きて倒れてしまった。目覚めると仮面の少年はいなくなっていて、ピーター・パン達がいた。ピーター・パンは、今度来るときはアクア・ヴェントゥス・テラの皆で遊びにおいでと言ってくれた。

【ソラとリク】

アクアはデスティニーアイランドに導かれた。つながりのお守りを見てテラとヴェントゥスのことを思い出していると、ソラとリクという小さな少年が海岸を走ってきた。ソラはヴェントゥスに、リクはテラによく似ていた。リクは既に誰かからキーブレード継承をされているようだった。これからリクに待ち受けるキーブレードの試練を予期したアクアは、リクが闇へ迷い込んだらソラが助けてほしいと告げた。去っていくソラとリクを見ながら、アクアはこれからアクア自身とテラ・ヴェントゥスがどうなるのか不安に思った。

【ミステリアス・タワー】

アクアは異空間を移動する途中、気を失ったミッキーを見つけた。ミッキーがイェン・シッドの名前を口にしたので、アクアはミッキーを連れてミステリアス・タワーに向かった。

アクアがミステリアス・タワーのイェン・シッドの部屋に行くと、ドナルドとグーフィーもいた。ドナルドとグーフィーは王様ミッキーが気を失っていたので心配する。

イェン・シッドはアクアにマスター・エラクゥスの死を告げた。マスター・エラクゥスを討ったのはマスター・ゼアノートとテラだという。真相を確かめるために、アクアはテラがいるキーブレード墓場へと向かった。

【キーブレード墓場の決戦】

アクアがキーブレード墓場に行くと、テラがいた。アクアはテラにマスター・エラクゥスの死を告げると、テラは既に知っていた。テラはヴェントゥスを守ろうとして、結果ゼアノートに手を貸すことになってしまった。テラはヴェントゥスのためにマスター・エラクゥスと戦い、マスター・エラクゥスの死を招いた。

ヴェントゥスはテラとアクアのところに行き、ヴェントゥスとヴァニタスが戦えばχブレードが生まれることを話した。χブレードを生み出さないために、ヴェントゥスはテラとアクアに自分のことを消してくれと頼む。

マスター・ゼアノートとヴァニタスが現れ、キーブレード戦争の話をした。多くのキーブレード使いがキーブレード戦争でχブレードを求め、キーブレード墓場に消えていったという。

テラ・アクア・ヴェントゥスは、ヴァニタスを連れたマスター・ゼアノートと戦うが、マスター・ゼアノートの力は圧倒的だった。ヴェントゥスがマスター・ゼアノートに捕まってしまい、氷づけにされた。空を割ってキングダムハーツが現れた。

アクアがヴェントゥスを介抱していると、ブライグという男が現れた。ブライグはヴェントゥスを自分に任せて、アクアはマスター・ゼアノートと戦ってこいと言う。アクアがテラの目の前で倒されれば、テラが闇に堕ちて計画が完了するからだ。
アクアはブライグを倒したが、ブライグは時間稼ぎだったと言って逃げた。アクアは背後の崖から現れた仮面の少年ヴァニタスに斬られて気を失った。

アクアが目覚めると、ミッキーがいた。立っているヴェントゥスを見つけて駆け寄ると、ヴェントゥスはχブレードでアクアを斬りつけてきた。ヴェントゥスの体はヴァニタスのものに変わった。ヴァニタスはχブレードを使ってキーブレード戦争を再び起こすと言うが、アクアはミッキーと一緒にヴァニタスと戦った。アクアがテラとヴェントゥスに力を貸してと呟くとキーブレードに力が宿り、ヴァニタスのχブレードを弾き飛ばした。χブレードは暴走し、ヴァニタスは消えてヴェントゥスの姿に戻った。χブレードは暴走しながら消滅した。アクアはヴェントゥスの手を握ったまま気を失った。

アクアが気がつくと、ミステリアス・タワーのイェン・シッドの部屋だった。アクアとヴェントゥスは意識を失って異空間を漂っているところをミッキーが連れてきたらしい。テラは見つからなかった。
アクアがヴェントゥスを呼んでも目覚める様子はなかった。ヴェントゥスの心は光と闇のはざまで眠っていた。これからヴェントゥスが目覚めるかは、イェン・シッドでも分からなかった。アクアはこれからヴェントゥスの目覚めを信じながらテラを探すことにした。

【アクア・テラ・ヴェントゥスの最期】

アクアはヴェントゥスを背負ってミステリアス・タワーから出た。安全なところにヴェントゥスを連れて行こうとすると、ヴェントゥスがキーブレードでアクアを導いた。

導かれた先は旅立ちの地だった。死んだマスター・エラクゥスのキーブレードが落ちていた。
アクアはキーブレードマスターとなったとき、マスター・エラクゥスから指示を受けていた。その指示とは、マスター・エラクゥスの身に何かあって闇から身を守る必要ができた場合、マスター・エラクゥスのキーブレードで旅立ちの地を閉じよというものだった。旅立ちの地は光の闇の交わる狭間の地だった。
アクアが旅立ちの地をキーブレードで閉じると、旅立ちの地は訪れた者が皆記憶を失ってしまう忘却の城に姿を変えた。

アクアはヴェントゥスを忘却の城に置いて外に出た。すると、俺を消してくれというテラの声がした。アクアはテラに導かれ、レイディアント・ガーデンに向かった。

レイディアント・ガーデンでテラに会うと、テラはゼアノートに乗っ取られていた。ゼアノートはテラの心が消えたと言い、アクアに襲いかかる。アクアはテラの体をしたゼアノートと戦うが、テラの体にはテラの心が残っていた。ゼアノートとテラの心は戦い、テラの体と共に闇に堕ちていった。
アクアは堕ちたテラを追って闇の世界に行き、テラを助けた。アクアはテラの代わりに闇に堕ちた。

テラはレイディアント・ガーデンに戻ってきたが、記憶を全て失って倒れていた。近くにはキーブレードと鎧が落ちていた。
賢者アンセムはブライグとディランという男に連れられてやって来た。賢者アンセムがテラを助け起こして名前を尋ねると、テラはゼアノートと答えた。ブライグはマスター・ゼアノートの計画が上手くいったと悟った。

アクアは長い間、闇の世界を歩き続けていた。魔物が次々と現れ、アクアが勝てないと諦めると光が現れて魔物が消えた。アクアはつながりのお守りを見てこれまでに出会った人達を思い出し、皆繋がっていると理解して笑顔になった。

そのころデスティニーアイランドでは、ソラとリクという小さな子供が海岸で星空を眺めていた。ソラは家に帰る途中で涙を流したが、理由は分からなかった。別な世界で誰かが悲しんでいるから、心の中で話を聞いてあげればいいとリクは言う。ソラが話を聞こうとすると、遠く忘却の城で眠るヴェントゥスと心が繋がった。

マスター・ゼアノートに心を壊されたとき、ヴェントゥスの心はソラの心と繋がって再生したのだった。しかしヴェントゥスは今、また心が壊れて眠らなくてはいけない。ヴェントゥスはまた眠るのが悲しくて、ソラの心と1つになりたかった。ヴェントゥスの心はソラの心と融合して1つになった。

やがて世界を救う2人の勇者、ソラとリクは同じ星空を見上げていた。

[KINGDOM HEARTS ストーリー(キングダムハーツ BbS[バース バイ スリープ])]

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